美浦 堀宣行 厩舎
■ 調教状況 ■ サンデーサラブレッドクラブ公式ホームページより ■ 募集カタログコメント／１８年募集 表彰台の一番高いところが似合う馬、とはまさに本馬のことでしょう。自らの存在を大いにアピールするように立派な馬格を誇り、堂々とした立ち姿からは血統馬としての強い自尊心さえうかがえるようです。柔軟な筋肉や豊富な骨量は、その体躯を自在に操ることを可能にしており、洗練された雰囲気やしなやかな身のこなし、四肢の運びが流れるようにスムーズなのもまた一流馬である所以です。芝向きに優れたスピードとフットワークの機敏さからは鋭い決め手の一端を垣間見ることができ、トップアスリートに要求される体質の頑健さと負けん気の強さを、生まれながらにして身につけていることも魅力の一つです。
ジョコンダUの１７
牡馬・鹿毛・２０１７年２月６日生れ（美浦 堀宣行)
生産：ノーザンファーム・繋養：ノーザンファームYearling 全４０口●総額１２,０００万円
馬名：フィリオアレグロ
英名：Figlio Allegro（伊語）
由来：陽気な息子
ディープインパクト
2002 鹿毛Sunday Silence
*サンデーサイレンス
1986 青鹿Halo Hail to Reason Cosmah Wishing Well Understanding Moutain Flower Wind in Her Hair
*ウィンドインハーヘア
1991 鹿毛Alzao Lyphard Lady Rebecca Burghclere Busted Highclere Jioconda
*ジョコンダU
2003 鹿毛ロッシーニ
Rossini
1997 鹿毛Miswaki Mr. Prospector Hopespringseternal Touch of Greatness Hero's Honor Ivory Wand ラジョコンド
La Joconde
1999 鹿毛Vettori Machiavellian Air Distingue Lust Pursuit of Love Pato (20)
母の父：
ロッシーニ Rossiniは米国産，愛仏３勝，ロベール パパン賞-ＧU,アングルシーＳ-ＧV。
【主な産駒】トゥールヌドー(モールクームＳ-ＧV)
【ＢＭＳ：主な産駒】*ライトニングパール(チェヴァリーパークＳ-ＧT,ラウンドタワーＳ-ＧV),パールシークレット(テンプル-ＧU),
サトノクラウン(香港ヴァーズ-ＧT,宝塚記念-ＧT,京都記念-ＧU･２回,弥生賞-ＧU）
母：
*ジョコンダU Jioconda（03 Rossini)愛国産，愛２勝,Silken Glider S-L(芝８Ｆ),キラヴァーランＳ-ＧV３着。産駒
*ジョリージョコンド Jolie Jioconde（08 牝 鹿 Marju）愛１勝,タイロスＳ-ＧV３着。産駒
｜ ファストアプローチ（牡 Dawn Approah）１勝,札幌２歳Ｓ-ＧV２着,芙蓉Ｓ-ＯＰ２着,シンザン記念-ＧV４着,現役
*ライトニングパール Lightening Pearl（09 牝 黒鹿 Marju）愛２勝,ラウンドタワーＳ-ＧV(芝６F),デビュータントＳ-ＧU３着,
｜ 英１勝,チェヴァリーパークＳ-ＧT(芝６F)。産駒
｜ ライトニングクイック Lightening Quick（牝 Frankel）愛２勝,アサシＳ-ＧV(芝７F)
サトノクラウン （12 牡 黒鹿 Marju）６勝,宝塚記念-ＧT(芝2200m),京都記念-ＧU(芝2200m)２回,,弥生賞-ＧU(芝2000m)
東京スポーツ杯２歳Ｓ-ＧV(芝1800m),天皇賞(秋)-ＧT２着,日本ダービー-ＧT３着,
香港１勝,香港ヴァーズ-ＧT(芝2400m),現役
サトノヴィクトリー（14 牡 鹿 ディープインパクト）１勝,現役
ポンデザール （15 牝 黒鹿 ハーツクライ）２戦,現役
２代母：
ラ ジョコンド La Joconde（99 Vettori）不出走。産駒で勝馬は１頭のみ
３代母：
ラスト Lust（94 Pursuit of Love）不出走。産駒
スクリュードライヴァー Screwdriver：英１勝,Woodcote S-L
ウェイヴァートゥリーガール Wavertree Girl：英入着,プリンセスマーガレットＳ-ＧV４着
ウェイヴァートゥリーボーイ Wavertree Boy：英３勝,Zetland S-L３着,Bahrain Trophy-L３着
イライザ ギルバート Eliza Gilbert：愛入着。産駒
ミセス パットモア Mrs Patmore：インド２勝,Indian 1000 Guineas
４代母：
パト Pato（82 High Top）英４勝,Garrowby H-L２着，
クラシッククリーシェ Classic Cliche(英セントレジャー-ＧT,ゴールドＣ-ＧT),
マイエマ My Emma(ヴェルメイユ賞-ＧT,ヨークシャーオークス-ＧT)の母,
ミューティニオンザバウンティ Mutinyonthebounty(ロイヤルロッジＳ-ＧU)の祖母，
ミズー Mizzou(サガロＳ-ＧV２回)の曽祖母
フィリオアレグロ セ７ （美）堀宣行 本賞金 ￥１,５００ 総賞金 ￥６,２５４ (１５戦 ３- １- ３- ０- １- ７) 出走日 開催 レース クラス 着順 騎手 人気 斤量 距離 状態 タイム 着差 通過順 3F 体重 賞金 24/03/03 2中山4 湾岸Ｓ 10 大野拓弥 11 58 芝2200 良 2.14.4 1.5 7- 8- 9 36.0 490 \0 23/11/18 3京都5 比叡Ｓ 12 藤岡康太 11 58 芝2400 稍 2.28.6 0.9 11-11-12 33.8 468 \0 23/08/19 3新潟3 日本海Ｓ ６ 三浦皇成 ８ 58 芝2200 良 2.12.0 0.6 6- 6- 5 35.3 468 \0 23/05/13 2東京7 緑風Ｓ ８ Ｄ.レーン ５ 58 芝2400 良 2.26.7 1.2 10- 8- 7 34.5 488 \0 23/02/04 1東京3 早春Ｓ ５ 石橋脩 ５ 57 芝2400 良 2.25.7 0.3 2- 2- 2 34.6 508 \1,840 22/04/17 2中山8 サンシャインＳ ９ 福永祐一 ４ 56 芝2500 良 2.34.5 1.7 7- 7- 7 35.7 508 \0 21/10/30 5新潟7 魚沼Ｓ ８ 横山和生 ２ 57 芝2000 良 2.02.5 0.8 - 4- 4 37.0 476 \0 21/10/10 4東京2 六社Ｓ ３ Ｃ.ルメール １ 57 芝2400 良 2.25.8 0.1 4- 4- 3 35.3 488 \4,600 21/03/06 2中山3 潮来特別 １ Ｃ.ルメール １ 56 芝2500 稍 2.34.5 -0.2 3- 3- 3 36.2 486 \15,000 21/02/14 1東京6 １勝クラス １ Ｃ.ルメール １ 56 芝2400 良 2.27.2 -0.2 3- 3- 4 34.0 488 \7,600 20/10/18 4東京4 １勝クラス ２ 藤岡佑介 １ 54 芝2400 良 2.27.5 0.0 3- 3- 3 35.5 474 \3,000 20/09/21 4中山5 セントライト記念 ７ Ｍ.デムーロ ３ 56 芝2200 良 2.16.8 1.8 10-10- 9 37.5 474 \0 20/05/02 2東京3 青葉賞 ３ Ｄ.レーン １ 56 芝2400 良 2.23.1 0.1 9-13-10 33.9 482 \14,000 20/02/16 1東京6 共同通信杯 ３ Ｍ.デムーロ ２ 56 芝1800 稍 1.50.3 0.7 3- 4- 5 34.6 490 \9,500 19/10/19 4東京6 新馬 １ Ｍ.デムーロ １ 55 芝2000 重 2.01.7 -0.1 4- 4- 2 34.4 472 \7,000
■ 24/03/03 中山 湾岸Ｓ ３月３日(日)中山９Ｒ・湾岸Ｓ(芝2200ｍ)に58kg大野騎手で出走し、勝ち馬から１秒５差の10着、馬体重は前走から22kg増の490kgでした。中団でレースを進めましたが、直線に入ってからも伸びずバテずで、そのまま馬群の中でゴールに流れ込んでいます。 レース後、大野騎手からは「道中の走りはいい感じでした。ところが直線で追い出したところで、体を使えていないような感じで、伸び切れませんでした。気を抜くようなところはありませんでした」とのコメントがありました。 ■ 23/11/18 京都 比叡Ｓ 11月18日(土)京都10Ｒ・比叡ステークス(芝2400ｍ)に58kg藤岡康太騎手で出走し、勝ち馬から０秒９差の12着、馬体重は前走から変わらず468kgでした。馬群後方のインコースでレースを進めましたが、直線に入ってからも末脚を繰り出すことができず、後方のままでレースを終えています。 レース後、藤岡康太騎手からは「ポジションが取れればよかったのですが、思い通りにいきませんでした。調教師から右トモのはまりが良くないと聞いていましたが、そのような感じで、３コーナーの下り坂でトモがバラバラになってしまいました。直線ではトモの感触は戻りましたが、右にモタれる面をみせたこともあり、速い脚が使えませんでした」とのコメントがありました。 ■ 23/08/19 新潟 日本海Ｓ ８月19日(土)新潟11Ｒ・日本海Ｓ(芝2200ｍ)に58kg三浦騎手で出走し、勝ち馬から0秒6差の６着、馬体重はマイナス20kgの468kgでした。中団の内を追走、最後の直線でもバテてはいませんが、ジワジワとしか伸びませんでした。 レース後、三浦騎手は「レース間隔があいているためか、集中力を欠いているようだったので、内ラチ沿いを走らせました。最後の直線では馬が内へ行きたがり、立て直しながら追うという感じになってしまいました。ただ、馬自身は最後までファイトしており、そこから離されるということはありませんでした。馬体減は数字的には気になるところですが、自分としてはフィットしてきたような気がします」と話しています。 ■ 23/05/13 東京 緑風Ｓ ５月13日(土)東京10Ｒ・緑風Ｓ(芝2400ｍ)に58kgレーン騎手で出走し、勝ち馬から１秒２差の８着、馬体重はマイナス20kgの488kgでした。レースは中団を追走、道中馬群の中を進みました。最後の直線で残り450ｍ付近で仕掛けると、この馬なりに伸びましたが、前との差が詰まりませんでした。 レース後、レーン騎手は「スタートしてから周りに速い脚を使う馬が多く、中団からの競馬になりました。道中はもっと前で競馬をさせたかったのですが、馬群の中で動くに動けませんでした。最後の直線では追ってから鋭い脚がみられませんでした」、森技術調教師は「去勢を行い、心身のバランスがとれるまでもう少し時間がかかりそうです」と話しています。 ■ 23/02/04 東京 早春Ｓ ２月４日(土)東京11Ｒ・早春Ｓ(芝2400ｍハンデ)に57kg石橋脩騎手で出走し、勝ち馬から０秒３差の５着、馬体重は増減なしの508kgでした。レースは大きく逃げる馬から離れた２番手を追走しました。４コーナーで逃げ馬との差を詰めて、最後の直線残り400ｍで仕掛けると、良い脚をみせて一瞬突き抜けるかと思われましたが、ゴール前で後続に差されてしまいました。 レース後、堀調教師は「東京競馬場に到着後も落ち着いていました。パドックでは引き手をグイグイと引っ張るように歩いていましたが、メンタルはしっかりしており、能力を出せる状態だと感じました。競馬は逃げ馬が大きく離して逃げる形となり、４コーナーで逃げ馬との差を詰めましたが、そこで脚を使ってしまい、最後の直線半ばで脚が止まってしまいました。本馬は長く良い脚を使うタイプではありませんので、道中は逃げ馬にもう少しくっついて追走した方が良かったかもしれません。展開的に本馬には合わない競馬でした。しかし久々を考えれば、スムーズに競馬ができて崩れずに走ってくれたことは収穫でした。 レース後の息遣いをみると、荒いところがあり、しっかり走ってきた印象です。そのせいかテンションが高くなっていますので、注意します。脚元など馬体に問題はありません。今後につきましては、週明けに様子をみて決めます」と話しています。 ■ 22/04/17 中山 サンシャインＳ ４月17日(日)中山12Ｒ・サンシャインＳ(芝2500ｍハンデ)に56kg福永騎手で出走し、勝ち馬から１秒７差の９着、馬体重はプラス32kgの508kgでした。レースは中団を追走、道中外めを進みました。２周め３コーナーすぎから仕掛けると、良い手応えに見えましたが、最後の直線で良い脚がみられませんでした。 レース後、堀調教師は「レース前半は気分良く追走できました。しかし1〜２コーナーで前の馬が内に入ったことで、前に壁がなくなってしまい、そこから脚がたまりませんでした。道中外めの良いところを通ったものの、悪い馬場を気にするところがありました。また勝負どころの２周め３コーナー付近で外側のハミを自ら抜いてしまい、フワフワするなど集中力を欠いていました。ブリンカーを着用していますが、競馬に対して前向きではなく、集中力を欠くところがあります。また馬体増については福永騎手は『特に影響はないと思います』と言っていました。上がりの歩様は問題ありません」と話しています。 ■ 21/10/30 新潟 魚沼Ｓ 10月30日(土)新潟11Ｒ・魚沼Ｓ(芝2000ｍ)に57kg横山和生騎手で出走し、勝ち馬から１秒８差の８着、馬体重はマイナス12kgの476kgでした。レースはややスタートで遅れた後、押し上げて中団内めを追走しました。最後の直線で内に進路をとって、早めに仕掛けましたが、思うように伸びませんでした。
レース後、堀調教師は「新潟競馬場までの輸送は問題ありませんでしたが、本日は競馬場の馬房の近くに選挙カーが通ったことで、それを気にしてソワソワして飼い葉喰いが細くなり、馬体重が減るなど繊細な部分が出てしまいました。パドックでは普段はおとなしいのですが、本日は自らグイグイと進むなどテンションが高かったですね。競馬でも向こう正面から脚を使って、終い失速してしまうチグハグな競馬となり、能力を出せませんでした。レース後の馬体チェックでは問題ありませんでした。来週の様子をみて今後の予定を決めます」と話しています。■ 21/10/10 東京 六社特別 10月10日(日)東京９Ｒ・六社Ｓ(芝2400ｍ)に57kgルメール騎手で出走し、勝ち馬からクビ差＋3/4身差の３着、馬体重はプラス２kgの488kgでした。レースは先行４番手を追走、道中内めを進みました。４コーナーで先頭を射程圏内に捕らえ、最後の直線で残り500ｍから仕掛けると、長く良い脚を使って、いったんは先頭に立ちましたが、ゴール前で２頭に差されてしまいました。
レース後、ルメール騎手は「久しぶりとブリンカーの影響か気持ちが高ぶっていました。最後の直線でムチを使う度にヨレてしまうところがあり、失速してしまいました。本馬にブリンカーを着用することは良いことだと思います。次は慣れて落ち着くでしょう」
堀調教師は「今回は競馬場に到着してから気持ちの高ぶりが強く、競馬までには落ち着いていましたが、精神は不安定な部分がありました。ゲートを出た後、３コーナーぐらいまで掛かってしまい、最後の直線ではムチでヨレたり、抜け出してから気を抜くなど、良い脚が続きませんでした。年を重ねて競馬で気性面が悪くなっているため、今回ハーフカップのブリンカーを使いましたが、さらに深いブリンカーや馬具を替えることも検討します。レース後の上がりの馬体チェックでは、左トモに軽い外傷を負った程度で、問題ありません。週明けの様子をみて今後の予定を決めます」と話しています。■ 21/03/06 中山 潮来特別 ３月６日(日)中山9R・潮来特別(芝2500mハンデ)に56kgルメール騎手で出走し、圧倒的１番人気に応えて連勝、通算3勝目を挙げました。勝ち時計は2分34秒5、馬体重はマイナス２kgの486kgでした。好位追走から最後の直線で力強く伸び、２着馬に１馬身1/4差をつけて先頭でゴールしています。 レース後、堀調教師は「今日は２度目のブリンカーだったので前走よりも落ち着いて走っていました。ただ、ブリンカーをすると行きたがるので前に壁をつくる必要があります。道中は流れも淡々としており、いい位置で競馬ができました。最後の直線で割って出て来るときに他馬と接触して左前脚に外傷を負いましたが、心配には及びません。それよりも、やはり抜け出すと耳を動かして気を抜くところがあります。今日も２着馬が近づいてきて再度ハミをとるという感じでした。このクラスならいいですが、上のクラスになると一瞬の隙が着順を左右するので、やはり気性は注意しないといけないですね」と話しています。 ■ 21/02/14 東京 １勝クラス ２月14日(日)東京７Ｒ・芝2400ｍ戦に56kgルメール騎手で出走し、圧倒的な１番人気に応えて２勝目を挙げました。勝ち時計は２分27秒２、馬体重はプラス14kgの488kgでした。互角のスタートから積極的に前につけ、３番手の内でレースを進めました。道中はそのままの位置で動かず、最後の直線で内目から進路を探り、先頭に立つとそのまま後続を振り切り、２着馬に１馬身1/2差をつけて先頭でゴールしています。 レース後、堀調教師は「本馬は牧場、厩舎、競馬場間の輸送で体が減りやすいタイプですが、今日は輸送、東京競馬場での馬房でも落ち着いており、馬体を維持して出走することができました。ブリンカーは効果がありましたが、１コーナーで落ち着いてくれました。ルメール騎手は『賢い』と言ってくれました。最後は本来ならステッキを使う必要はないのですが、外から来た馬を気にして内にもたれるような姿勢になったので、矯正するために使用したようです。馬体の維持が難しいタイプのため、間をあけながら使ってるぶん、少しずるさを覚えてきた印象をうけます。毎回、今日のような状態でレースに臨めれば、コンスタントに使っていけるのではないかと思います」と話しています。 ■ 20/10/18 東京 １勝クラス 10月18日(日)東京７Ｒ・芝2400ｍ戦に54kg藤岡佑介騎手で出走し、惜しくも勝ち馬にクビ差届かず２着、馬体重は増減なしの474kgでした。レースは先行３番手を追走、道中逃げ馬をみながら進みました。３コーナーすぎから徐々に加速し、４コーナーで先頭を射程圏内に捉えました。最後の直線で早めに仕掛けると、直線半ばでフラつくところがあり、それでも伸びてきましたが、惜しくも勝ち馬に届きませんでした。
レース後の堀調教師は「最後の直線で、本馬が先頭に立ちたくない気持ちがでたようで、追っても自らスピードを上げず、騎手がムチを入れると反抗してヨレたようです。前走はチグハグな競馬で力を出せなかったと考えていましたが、今回で気の悪さから力を出していないことが分かりました。本日は装鞍、パドックともに落ち着いていましたし、道中も良い雰囲気でした。根本から調教を見直したいと思います。今回のレース後の上がりの息遣いは、全く乱れておらず、疲れはそれほどないと思いますが、気持ちの面も確認して、今後の予定を決めます」と話しています。■ 20/09/21 中山 セントライト記念 ９月21日(月・祝)中山11Ｒ・セントライト記念(Ｇ２・芝2200ｍ)に56kgミルコ・デムーロ騎手で出走し、勝ち馬から１秒８差の７着、馬体重はマイナス８kgの474kgでした。レースは中団後方を追走、道中内めを進みました。向こう正面で最後方まで下がる場面がありました。３コーナーから徐々に進出し、４コーナーから追い出したが、良い脚がみられませんでした。
レース後のデムーロ騎手は「１コーナーの手前で、本馬が外にいた馬と内ラチの間に挟まれるところがあり、そこで掛かってしまいました。折り合いをつけるため、いったん最後方に下げて進みました。３コーナーから巻き返しを図りましたが、４コーナー手前で内にいた馬が外にふくれてきて、そこで本馬の気持ちが切れたようで、その後速い脚がみられませんでした」
堀調教師は「パドックやゲートの裏側では落ち着いており、雰囲気は良かったです。ゲートの中も落ち着いていて、良いスタートが切れました。しかし道中２〜３回不利を受けたようで、掛かったり、抑えたりが繰り返しとなり、チグハグな競馬となってしまいました。最後も脚を余しています。レース後の馬体チェックでも、脚元は問題ありませんでした。また息が乱れてませんでしたので、全く力を出せずに終わっており、参考外といえそうです。本馬は精神面では競馬で不利を受けても、本来影響がないタイプで、この後、肉体面、精神面ともによくケアをします。今回不完全燃焼ですので、続戦する予定です」と話しています。■ 20/05/02 東京 青葉賞 ５月２日(土)東京11Ｒ・青葉賞(Ｇ２・芝2400ｍ)に56kgレーン騎手で出走し、勝ち馬からクビ、クビの３着、馬体重はマイナス８kgの482kgでした。レースは中団内めを追走、道中はポジションを下げて、中団後方の位置取りとなりました。４コーナーから徐々に押し上げて、最後の直線残り450ｍ付近で仕掛けると、素晴らしい末脚をみせて、いったんは先頭に立ちましたが、ゴール前で２頭に差されてしまいました。 レース後のレーン騎手は「理想はもう少し前で競馬をしたかったのですが、１コーナーまでペースが早かったことと流れが落ち着いた時にリキんで少し掛かったことから、無理せず後方から追走しました。レースの後半は折り合いがついて、落ち着いていました。直線に入ったときに、少し前がせまくなるところがありましたが、立て直してからは良い末脚をみせてくれました。しかしゴール前では休み明けか前半リキんだことが影響したのか疲れてしまいました。2400ｍは今回初めてで結果を出せませんでしたが、次は問題ないでしょう」と話しています。 ■ 20/02/16 東京 共同通信杯 ２月16日(日)東京11Ｒ・共同通信杯(Ｇ３・芝1800ｍ)に56kgミルコ・デムーロ騎手で出走し、勝ち馬からハナ、４馬身差の３着、馬体重は前走から18kg増の490kgでした。スタートを決めると、中団外でレースを進めました。勝負所では外めを通ると、直線では先に抜け出した前の２頭を追いかけていきました。前との差はなかなか詰まりませんでしたが、内外の馬との競り合いを制して、３着を確保しています。 レース後、ミルコ・デムーロ騎手は「ゲートはデビュー戦よりは出ましたが、まだ幼い感じがあります。これはレースを経験しながら上達していくと思います。４コーナーまではいい感じでしたが、直線で追ってからの反応がもうひとつでした。馬場が影響したのかもしれません」とのことで、堀調教師からは「前にいた馬が外に張る感じだったので、外に振られたのが痛かったですね。最後は一杯になってしまいました。距離は延びた方がいいので、なんとかダービーに使いたい馬です。それだけに賞金加算ができなかったことが悔やまれます。これからのレース選択は馬の状態をみて、慎重に判断したいですね」とのコメントがありました。 ■ 19/10/19 東京 新馬 10月19日(土)東京5R・芝2000mに55kgデムーロ騎手で出走・デビューし、１番人気に応えて新馬勝ちを収めました。勝ち時計は2分1秒7、馬体重は472kgでした。互角のスタートから好位の外につけてレースを進めました。最後の直線では逃げた馬を交わすと1頭になってしまいましたが、最後までしっかり走り、外から迫る2着馬を1/2馬身抑えてゴールしています。 レース後、堀調教師は「パドックでは馬っ気をだしたり、馬場入り直後は立ち上がろうとしていました。しかし、レースは最後までしっかりと走ってくれました。特に1頭になってからの走りは収穫でした。メンタルをはじめ、まだ課題は残りますが、全て許容範囲内ですね。重馬場もこなせたし、本当に今後が楽しみです」と話しています。
